インターネット性善説ドラゴンのハイパー自己満足

好奇心の大義名分にさせて下さい。

なんで寺院に機械があんだよ in 清水寺

めちゃくちゃお早うございます!!!!!

 

陽気なる逃亡者たる皆さん、改めて京都からお早うごぜえます。

インターネット性善説ドラゴンと申す者です。

 

いきなり本筋から逸れますが、大事なことなので言わせてください。

『運動が得意でもない方は寝起きに4キロ以上走ると1日なんもできなくなる』

ガチ、です。

旅行先で臨死体験をしました。どうせ運動ができないぽまえら、是非覚えて帰ってください。

 

その証拠に右の走った後の写真を見てみてください。筆舌に尽くしがたい表情をしております。

こんな顔、「寝起きに4キロ走る」か「勇者をパーティーから追放して最終的に自分たちの無能さに気付いた時」くらいにしかできません。

 

そして本題ですが、何故こんなになるまで走ったかといいますと、先日行った清水寺にて見た『あるモノ』をもう1度見たくなり、じっくり見ようと朝1番赴いたワケですね。

そしてなんとその入場時間は朝6時から。当然寝坊しギリギリに駆け込むハメに。

 

 

清水寺

 

まず皆さんは清水寺についてご存じでしょうか?

清水寺とは……寺院です。言わずと知れた京都定番の観光地ですね。

関東圏にお住まいの方は修学旅行などで1度は行ったことがあるのではないでしょうか?

www.kiyomizudera.or.jp

 

私も中学の修学旅行で観光したことがあります。当時は『なんだかすごいところ』ということはなんとなく分かったのですが、それでも出てきた感想は「(歴史が)ながい」「でかい」「たかい」という全く具体性を伴わないものでした。見る人が見ればラムセス2世の感想かと間違われそうです。

 

そして先日、実に6年ぶりに清水寺を観光できたのですが、感想は「(歴史が)ながい」「でかい」「たかい」でした。なー-ー-んも変わらん。

どうやら歴史的建造物を見てなにやら深そうなこと言える高尚な人間になれるのはまだまだ先の様です。

 

ですが、そんな浅い人間である私でも唯一胸を張って「かっこいい」と思えるところを見つけました。

そう、『音羽の滝』で。

 

 

音羽の滝

 

 

音羽の滝』とは清水寺の中にある滝のことを指します。

流れる3筋の滝は、左からそれぞれ「学業成就」「恋愛成就」「延命長寿」のご利益を持ち、それを柄杓ですくい飲み干すことで願いが叶うと言われています。

 

「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている」や「五等分の花嫁」、「ゆるゆり」などの人気のあるメディア作品にも登場したことがあるので、オタクなおまいらの中には知っている方もいるのではないでしょうか?

 

私もこれらの作品が非常に好きで、所謂、聖地巡礼としてここを観光することは今回の京都旅行のメインといってもいいくらい楽しみにしていました。

まぁ言い方を変えればアニメありきの楽しみであったワケなのですが、それは並び終え、柄杓に手をかけようとした次の瞬間に裏返りました。

 

……

……


なんで寺院に機械があんだよ……!?

 

 

上のような、いかにも『和』といったような手水舎があるのかと思いきや、設置されているのはあまりにも周りの景色とはミスマッチで脈略のない機械。

清水寺情弱勢の私にはかなりの衝撃でした。

 

気になりその後調べてみると、柄杓を口につける関係で殺菌する必要があるためこのようになっているらしいと分かり納得。どうやらコロナ流行前からあるらしい。

 

 

紫外線滅菌装置

 

 

しかし、そのミスマッチさと唐突さ以上に驚いたことがありました。

では、それは一体なにか。

 

カッコよすぎることです。

 

まずはその見た目

 

・無駄な装飾を施さず、必要最低限だけで作り上げたそのカタチと機能

・メタリックで派手すぎないカラーリング

・そしてなにより内側から漏れ出しているエメラルドグリーンの光

・「紫外線滅菌装置」という機能のみに着目して付けたと考えさせる最低限の名前

 

これら全ての要素が互いを邪魔することなく溶け合って、最強にカッコいい見た目が創出されています。「和」と「機械」の調和気持ち良すぎだろ!!

 

ただ、もしこれが単体でポツンと置いてあるだけだったら、私は記事を書こうとするくらいの衝撃は受けていなかったでしょう。

そう、演出が素晴らしいのです。

 

 

ミスマッチな演出

 

 

こんな「古」で「和」な中にポツンとメタリックな機械が置いてある。

祠の外壁と同じ色を使用しているとはいえ、ミスマッチさは依然として目立っています。

 

こんな清水寺の伝統的な祠の隣に近代的な機械が鎮座している。

前述した通り、マッチしているかと問われると首を横に振る方の方が多いように思えます。

しかしだからこそ、ここでの紫外線滅菌装置はよりカッコいいのであり、目立っているのです。

 

相反するといってもいいモノが隣にあることで互いの異色さをより引き出し、良さもより目立たせると、早朝に見ていてそんな風に思いました。

 

 

終わりに

 

いかがでしたでしょうか?

 

このまま締めるとただの感性がヤベー奴で終わってしまうので、最後に少し足掻かせてもらって、ちゃんとした清水寺でのオススメを言わせてもらうと、

 

入場開始時間から2時間程は日曜日でも驚くほど人がおらず、ゆっくりと観光できるので京都に旅行に行かれる方は2日目辺りに早起きして試してみてください。しっかり早朝からバスも出ています。

 

清水寺にて音羽の滝を楽しむ際には、滝を楽しむだけではなく、このミスマッチな景色を楽しむのもまた一興なので、立ち寄った際には是非見てみてください。

滝を直前にして足が止まるくらいにはカッコいいので。