皆さん、『大事なご報告』があります。突然のことで申し訳ありませんが、息を整え、どうか落ち着いてスクロールして頂けると幸いです。
実はなんとここ……
もしかしたら『初代ドンキーコングのステージ』かもしれません。
普段通勤や通学で使用されている方、一応階段上からのタルに気を付けたほうがいいかもです。
上が渋谷駅構内図、下が初代ドンキーコングの1面。
かなり似ていませんか? 駅構内図にハンマーとか書かれてても普通に見逃しちゃうかも。
『ドンキーコング』をご存じない方に簡単に説明しますと、
ドンキーコングとは、任天堂が1991年に発売したアーケードゲームのことであり、1992年にはゲーム&ウォッチに、1993年にはファミコンに移植された有名作。
ドンキーコング(画面上部のゴリラ)が投げてくるタルやステージ上をうろつく障害物をかわしながら、画面上部で囚われているレディを目指して進むゲームです。
朝も早よからステキな発見をして気分がいいため、その場で駅構内をステージに置き換えて書いてみると……
よりそれっぽさに拍車がかかりました。
ですが一点……
……
……?
……
……??
良かった。
で、せっかく今回は世紀の発見したワケですし、
渋谷駅構内をステージに見立てて、ゴール(最上階改札前)まで散歩でもしてみようかなと思います。
では、やっていきます!!
散歩のルールは上の画像の通り。
レディ(救出する人)は改札前で約束をしている友人に置き換えました。お恥ずかしながら、渋谷駅使用時の遅刻率ヤバいので……。
ちなみに上のイラストは友人が書いてくれました。謎の技術で私の描いたドンキーコングまで忠実に再現してくれていますね。……すごい。
スタート地点であるホームの端に立ち、ゲーム散歩を開始します。
ぜってぇゴールしてやるからな??
いつ、タルや障害物が押し寄せてきても即ハシゴ(エスカレーター)で避難できるよう、安全確認をしっかりと取って進んでいきます。
普段使っている駅が世紀末なゲームのステージに様変わりするの、『新鮮』とも言い表せない不思議なキモチになっておもしろいですね。
下のフロアは一通り練り歩いたので、ハシゴ(エスカレーター)上へと向かいます。
こんな身動き取れないド広い空間で急に上からタルが降ってきたら、あなたはどうします?
私は一周回って笑っちゃうかも、あまりにも現実感がなさすぎる。
色々見歩きながら……
フロアの端っこまで来ました。だだっ広くて人がいない、最高!!
……なのですが、それはあくまで普通の駅としての評価。ドンキーコング散歩的には
最悪です。
この上のフロアに改札が2つも設置されているため、真上にドンキーコングが2体いることになります。要するに近づいたらほとんど詰みです。タルの物量で窒息死します。
ハンマーでも持てたら大分マシになるのでしょうが
当然ながら、ハンマーは『梱包が不十分なナイフ、ハサミ、工具、鋭利なもの』に該当すると考えられるため、今回の散歩では使用は禁止しています。縛りプレイってヤツですね。
現在地から上のフロアに上がってゴールが絶望的と考えると、ゴールへの正規ルートは浮島からの一択に絞られてきます。次はここへと向かっていきましょうか。
それにしても凄まじいゲームバランスですね。流石は東京を代表する駅なだけあります。
浮島へと続くハシゴ(エスカレーター)前に辿り着きました。
なんと、浮島の正体は田園都市線・半蔵門線のホームだったのですね。上がっていきましょうか。
上がりました。とてもカラフルなホームですね。
それで、ここからのルートなのですが……
そのままハシゴを登ってギリギリのゴールでもいいのですが、ドンキーコングも近くにいて危険ですし、なにより美しくない。
そこで私は考えました。
ここ、なんかいけそうじゃありませんか?
不思議と無限の可能性を感じたため、これを仮のルートとして設定します。
そして真偽を確認すべく、端っこの目標ルートへと向かいます。向かったのですが……
何故、階段がココに……!?
どういうワケか構内図上に存在しないハシゴ(階段)が顕現しています。なんでさ。
開始前に確認した駅構内図では存在を確認できない階段が存在していますね。
「もしかしてここを上がればゴール(宮益坂改札)に出るんじゃない!?」と思い、淡い期待と共に登ってみたのですが、道玄坂改札が威風堂々とそびえており、全くの見当違いでした。
いわゆる、『隠しルート』ってヤツか……?
この時点で、本日だけでは手に負えないと判断し、結局正規のルートから上を目指すことに。
移動して、ハシゴ(エスカレーター)からゴールへと上がります。
このハシゴを登りきったら……
ゴールです!!!
初見クリア、凄くないです??
見えないドンキーコングに圧を感じながらも、なかなか楽しく歩くことができました。
いかにも人が囚われてそうなサイズの『ごあんない』で待ち人(イマジナリー)と合流し、完全にゲームセットです。
圧倒的、大満足がここに。
ここまで読んでいただいてありがとうございます。
散歩を通してより一層感じたのですが、地下の渋谷駅構内、ひょっとすると本当に『初代ドンキーコングのステージ』なのかもしれませんね。
というのも、『駅構内図』がそれにしか見えないのはモチロン。
実際に歩いてみたら、ゴールへのルートが絞られていたり、
ゴール付近にいかにも『囚われの人』が囚われてそうなサイズの案内室が設置されており、しっかり条件がそろっています。
もうここまで似てたら初代ドンキーコングを未プレイでも、渋谷駅ユーザーなら間接的に既プレイを名乗っていいレベル。
こんな駅、常日頃歩いていたらそれはもうドンキーコングしてるのと変わらないっす。
皆さんも渋谷駅に出向く機会がありましたら、駅構内図だけでも見てみて下さい。かなり『それっぽい』ですので。
それでは!
(江ノ島杯 提出作品)